ただ、ママになりたいだけなんです!

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5.夫婦二人で治療をする

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※不適切な表現があるかもしれませんので、気にされる方はこれ以上

読み進めないでください💦

 

 

不妊治療の原因の約半数は男性

最近では”男性不妊”に関してオープンになってきた印象があります。

一昔前までは、「不妊=女性」という理不尽な社会でしたから、

少しは生きやすくなったのかな?と思います。

 

で・す・が、実際に治療をしていると、

「夫の協力が得られない😢」

と訴える方もしばしばお見受けします。

私もその一人でした。

 

「男のプライド」ってそんなに大事ですか?

正直に言葉にしてしまいますが、、、

「夫婦生活が上手下手」=「男のプライド」なら理解できます。

ですが自分も検査対象になる、早目の精液検査が大事という現実に対して、

足が向かないんですよね。

 

時に、

「俺には問題がない‼!!!!」と怒りだしたり、

話合いの場からフェードアウトしたり、

わざと家に帰らないことで、話し合いを避けたり、

一切、喫煙、食事、肥満、昼夜逆転などの生活習慣を改めなかったり…

 

上記の一例は、重度の乏精子症のあった元旦那さんの話しです。

 

私自身が片側卵巣+多嚢胞+残った卵管は閉塞+低AMHのため

最初から体外受精を選択せざるを得ませんでした。

 

採卵後に、採卵結果と同時に精液検査の結果を渡されました。

結局精子が少なすぎて、体外受精はできず最初から顕微授精でした。

 

「足を引っ張ってごめん」

診察後に肩を落として、一言私につぶやきました。

 

ですが、そのような現実を突き出されても、

「自分の精液に異常がある」ということまで理解に繋がらず、

その後も乱れた生活は続きました。

 

KLCでは「男性不妊外来」を一度も勧められず、「卵子の質」の一点張り。

採卵→移植→失敗→採卵…

ただただルーチーンで繰り返しました。

多額のお金をかけて。

身体も心も仕事もボロボロになりながら。

ただ、私も知識が浅かったため、

男性不妊外来の重要性に気づけていなかったことも悔やまれます。

 

繋留流産の手術をした医師から、

「なぜ男性不妊外来を受けないの?」

「いまの状態だと、精液を2回分凍結しても人工授精すらできない数字だよ」

と言われました。

その時に、初めて男性不妊外来の重要性を理解しました。

遅すぎる(*´Д`)💦

 

病院から帰宅し、その話を元旦那にした数分後、、、

「離婚したい」

と言われました。

 

元々価値観や生活スタイルなど、だれから見ても「合わない」と言われて

いましたが、

過した時間への情、年齢の焦り、変わってくれるという淡い期待、

何よりも、自分が頑張れば、我慢すれば…

そんな幻想抱いても意味ないんですけどね(*'▽')!

結局、男性不妊外来を勧めたことが離婚のトリガーになりました。

 

話しが逸れてしまいましたね💦

 

男のプライドが不妊治療を妨げる要因

いくつか理由はあるかと思います。

  • 婦人科へいくことに抵抗がある
  • 「精液検査で異常があったらどうしよう」という不安
  • 男として失格

 

前に進まない治療

  • 妻だけ検査を終える
  • 受診ではなく、説明会にすら行ってもらえない
  • 曖昧なまま妊活を進める
  • 1人頑張っている気がして寂しい
  • 旦那さんから拒否されることで、漠然とした不安が募る

自分達の子どもを授かること以上に”男のプライド”は大事ですか?

女性一人では子どもを産めません。

女性が一人で検査へ行き異常がみつかり、一人で頑張っていたら…

「女性として人間失格なのかな?」と追い詰めてしまう人もいます

そんなことないのに❕

男性が検査しないために、自分達の子どもを授かれない葛藤。。

 

精液検査の結果によって、治療の方向性は大きく変わる

無精子症、重度の乏精子症がある、奇形率が高い、運動率が低い…

原因によっては、「そのうち自然に授かれるよ~」といってはいられず、

最初から顕微授精しか選択できない場合もあります。

ただ原因が分かれば、増えることのない卵子に対して、

精子は増えることも動きをよくすることもできる可能性があります。

 

男性不妊外来で行われる検査

  • 血液検査:ホルモン値、感染症亜鉛の濃度、臓器の機能など
  • 精巣の触診:男性器の異常の有無を確認
  • 精巣のエコー検査: 精索静脈瘤やその他異常の確認
  • 精液検査:量、運動率、奇形率、濃度など

どの検査も至って簡単ですね💡

採血、触診、エコー、精液を出すだけでできますから✨

女性の検査は月経の周期に左右されるため2か月程度必要だったり、

痛かったり、知らない人にお股をみられて恥ずかしかったり…

大変なんです( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)

治療

  • 内服
  • 手術
  • 生活習慣の改善 など 

無精子症や重度の乏精子症の場合するかもしれない検査

  • 染色体検査:血液中のリンパ球の染色体検査
  • AZF遺伝子検査:Y染色体上に存在する精子形成に関する遺伝子

これは治療できません。

ですが、子どもに受け継がれる異常があるかは知ることができます。

 

女性からの願い

精液検査に異常があったとしても、

「自分達夫婦の子どもが欲しい」と検査に行った行為だけで、

女性にとってはどんなに嬉しい事か。

「二人で進んでいる」

だから頑張れます。

 

男のプライドよりも現実を見て、今自分に何が必要なのかを客観的に

判断してくださる男性が増えることを祈ります。

”受診する”という1番高いハードルを越せたら、

その後は何も怖くありません。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。