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不妊治療の闇に踏み入れると、人はこうなる。

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こんばんは🌙✨

いかにも暗い感じですね(*'▽')笑

あくまで個人の体験談であり、全てが治療のせいではありません。

長い記事になります!

 

不快に思われたら読み進めないでくださいね💡

 

過去と現在の気持ちが混ざると分かりにくいので、現在の気持ちは”⭐”を最初に置かせていただきます🎵

 

 

 

 

 

不妊治療が辛い時の素直な気持ち

  • 友人や親戚の妊娠を喜べない
  • 妊婦さんを見たくない
  • ベビーカーを押している人や家族連れを見たくない
  • こんなに頑張っているのになんで妊娠できないの?イライラ
  • (妊婦さんを見て)流産すればいいのに
  • 赤ちゃんの写真入りの年賀状とかいらない
  • 子どもの話題とか聞きたくない
  • 妊婦は法律で守られていていいな
  • ラインの画像がいつのまにかみんな子どもの写真になってる
  • またテレビで芸能人の妊娠のニュースか
  • いちいちプライベートな放送しなくていいのに
  • こんな風に思ってしまう自分が、何よりも醜く、嫌い
  • こんなことを思ってしまう自分がいるとは思わなかった
  • いっそのこと死んでしまいたい

不妊治療・家庭内不和・職場環境の辛さ…

いつからかこんなことを思ってしまうように💦

やばいですよね!笑

 

体験談 ~はじまりはじまり~

イムリミットを知らされる

もち麦2歳で卵巣嚢腫のため片側卵巣を摘出しました。

ずっと主治医からは「片方でも十分だよ✨」と言われていました。

ですが、ずっと頭の片隅では「片側卵巣」ということが付いて離れません。

 

20代に入り、かかりつけの産婦人科の先生に相談すると、久慈直昭先生を紹介してくれました。

 

「あなたは、30歳~妊孕性が低下すると思った方がいい」

 

結婚や出産、自分のキャリアに夢を見ていた若者に、この言葉はきつかった。

 

結婚の目途すらたっていない💦

仕事だって頑張りたい!

 

元旦那に打ち明ける

その時、元旦那とは付き合っていました。

「30歳がボーダー」

元旦那の人生があると思い、すぐに正直に伝えました

「それでも良いよ」と言ってくれ安堵しました。

 

元旦那とはズルズル付き合っていました。

 

生活スタイル、価値観、責任感…

元旦那に対して多々”合わない”と自分の中では分かっていて、別れることも何度も考えました。

ですが、できませんでした。

 

「次の人が見つかるか不安。」

「タイムリミットが迫っている。」

「こんなに長く付き合ってるし情もある」

「自分が我慢すれば万事OK!」

「稼ぐこと、家事、妊活も自分ならなんとかできる!」

 

⭐といった情や焦りや思込みがありました

また、自分自身を犠牲にして大切にしていませんでしたね💦

その結果、多々失敗を招きました(/ω\)

 

そして、30歳を目前にしてやっとプロポーズされました。

15年近い付き合い。

長い。

遅い。

そう思いつつ、「やっと妊活できる!」という気持ちが勝っていました。

 

また、不妊治療をすれば妊娠できる」という希望に満ちていました

 

「自分は大丈夫」

そんな根拠のない自信もありました。

ズタボロになるのも知らず…

 

職場に打ち明ける

不妊治療を始めるとなると、急なスケジュール変更や体調不良などがあり、職場に迷惑をかける可能性があります。

 

仕事を続けたい。

 

上司だけでなく、同僚一人ひとりに自分から数日掛けて説明しました。

不妊治療が必要なので、治療をさせてもらえませんか?」

「迷惑をかけないようにします」

 

⭐”理解”してほしかったんですね。

 

どんなに今まで頑張ってきた職場でも、全員から理解を得られる訳ないのに。

 

もちろん理解して協力してくれる同僚もいました。

ありがたかったです。

 

ですがそうでない人もいて、陰で色々言われているのも丸聞こえです。

一挙手一投足を観察され、副作用で体調不良があったり、少しでもパフォーマンスが悪いと上司に報告される。

 

⭐物好きといえば物好きですが…

不妊治療をしている人」の話しをするのが、悪口を言うのが楽しい人っているんですよね💦

職場への報告は、上司だけでよいと思います。

それこそ、「家庭の事情」で十分です。

 

一気に4人の同僚が妊娠する

そんな中、同僚が4人妊娠しました。

(その中で同じチームの一人の妊婦さんと仕事をすることが多かったです)

 

”妊婦さん”

 

それだけでモヤモヤしました。

 

ですが、何事もお互い様です。

辛い時は助け合いだ!

 

上司からも本人からも何も「妊娠したよ」という報告も業務調整もありませんでしたが、重症の患者さんや体の重たい患者さんを率先して多々受け持ちました。

 

夜勤の回数も倍になりました。

月の半分が夜勤

3交代勤務のため、仮眠をとらずに丸1日休めるのは数日のみです。

 

それでも、やりました。

 

でも、辛かったです。

”妊婦さん”をフォローすることが、本当に辛かった。

 

しかも運が悪いことに、私が頻繁に関わっていた妊婦さんは上司や先輩の前ではペコペコしているのに、年下のもち麦に対しては常に「妊婦なんだから当たり前」という顔をしてきます(;´Д`)💧

(⭐…今思い返してみても、気のせいではないと思います笑)

 

もち麦と2人の時は、ナースコールに出ない。

ナースステーションの椅子に座わって、ぼーっとカルテを眺めてるだけ。

体調不良で当日欠勤しても、もち麦だけには後日「ごめんね💦」とか何もフォローがない。

病棟内で割り振られている、自分の担当チームの患者さんの状態を全く把握していない。知ろうともしていない。

 

…。

 

本当に嫌でしたが、”お互い様””赤ちゃんは何も悪くない”と自分に言い聞かせ、嫌な感情を押し殺して”笑顔で前向きに🎵”を続けました。

それに、ここでフォローしなかったり、本当の気持ちを言ってしまったら、人として終わりだとも思いました。

 

とはいえ、

「ありがとう」

「ごめんね」

そんな一言が欲しかったです。

日に日にフォローするのが身体も心も辛くなっていきました。

 

育休から復帰した人

そんな時期に、育休から復帰した人がいました。

子どもが熱を出せば早退や遅刻

育児時間もある。

仕事が残っていても定時であがり、残りの仕事は残ったメンバーでこなす。

 

「いいな」

 

もち麦が通院のために自分の仕事を終えて定時であがったら(予め「この日だけは定時であがらせてください」と伝えていた日)、

周りからは無言の「何で定時で帰ってるの?まだ同じチームの人仕事してるじゃん。」というトゲトゲした視線が刺さってくる( ;∀;)💦

 

⭐視線って色んな意味で武器です!笑

 

上司や先輩と面談する

正直に、仕事量も気持ちも辛いと打ち明けました

 

「治療をする前から分かっていたことでしょう」

「甘えてはだめ」

「辛くても、辛いと言ってはダメ」

「自分のころはもっと大変だった」

 

妊婦さんも子持ちさんも法律が守ってくれます。

急な休み、パフォーマンスが落ちても、”しょうがない”と周りは受け取ります。

 

ですが不妊治療は、そうはいきません

 

今までリーダーとして後輩の育成をし、病棟をかけたイベントがあれば率先して働いてきました。

勤務交代も残業も断ったこともありません。

 

病棟が快く回るように、少しでも患者さんのためになるならと働いてきました。

 

ですが今まで築いてきたものは、一切通用しないんです。

 

いつ終わりが来るか分からない治療に協力すると仕事を進めにくい、実際のスケジュールや副作用を知らない妊娠したら他の人の仕事量が増える…色々な理由から、理解されるのが難しい現状があります。

 

そうか。

 

辛い気持ちや体調不良を無視して、貼り付けた笑顔で何でもかんでもやり続けました。

 ⭐本当によく働いてたと思います!笑

 

ある日、朝起きられなくなる

覚醒しているのに、布団から出たくない。動けない。

 

これは教科書で読んだ「やばい徴候」だと思い診療内科を受診することに。

元旦那は「職場にはちゃんと連絡しなね」と言って出勤していきました…( ゚Д゚)

 

鬱の一歩手前。抑うつ傾向。

 

先生

「今来てくれてよかった。本当に頑張った。もう十分頑張った。職場には手紙を書くから、今は休まないといけないよ。」

泣きました(ノД`)・゜・。

 

そして、休職し、退職しました。

本当は、職場に迷惑もかけたくなかったし、仕事を続けたかったです。

 

真っ黒な感情に染まっていました。

 

夫婦仲も冷え切っていた

最初は「男は何もできないから」と愚痴を聞いてくれていましたが、次第に元旦那は家に帰ってこなくなりました。

 

家にいても自分の部屋に引きこもって、タバコを吸ったりゲームをしたり…

 

会話も「5分だけ」と時間制限を設けられ、時間が来たら「はい終わり」と言って部屋にこもっていきます。(別の部屋でした)

 

毎日愚痴を聞かされたら、誰だって嫌ですよね。

当時のもち麦は、仕事と病院の往復で気分転換をできていませんでした。

しかも、治療の愚痴を話せるのは元旦那しかおらず、元旦那に大きな負担をかけてしまっていたんですね💡

 

そんな中、流産手術の再診日が来ます。

医師

「なぜ男性不妊外来に行かないの?旦那さんの精子2回分をまとめても人工授精すらできない状態だよ?」

 

最もだ。

 

帰宅してから、元旦那に医師からの話しをしました。

 

しばらくして、

 

「離婚したい」

「俺には問題ないから。もう嫌だ!」

 

感情が爆発しました🌋

重度の乏精子があり、そのために顕微授精しか選択できなかった事実を医師から突き付けられていたにも関わらず、

喫煙・昼夜逆転・ジャンクフード・30代で抜糸するほどの虫歯ばかりという汚い口腔内、肥満…

妊活を頑張っている当時のもち麦から見たらクソみたいな生活スタイル(←言葉が悪くてすみません💧)の元旦那から離婚を切り出されました。

 

「男は ただ話しを聞くことしかできないのに、それを放棄された!」

しかも、「不摂生を改善しないから精液検査が良くならないのに、自分は何も負担もなく嫌なことから逃げようとしてる!稼ぐ努力すらしない!」

そう思ってしまいました。

 

家に帰っても愚痴ばかりだと、安らげませんよね。そりゃ避けたくもなります💧

 

悩みに悩んだ末、元旦那との幸せなイメージを持つことができず、別れた方が幸せになれると思い、離婚を受け入れました。

 

この選択は人生で1番良い選択でした!✨

今の旦那さんと会えたからです💕

 

交友関係の変化

自然と子持ちの友人との交友を避けるようになり、何人か疎遠なりました。

女性はライフステージが目まぐるしく変わるため、ある程度仕方のない部分はあります。

ただ治療や離婚を通して、本当に大事な家族と友人だけが残りました

 

 不妊治療の闇に踏み入れてしまった理由

  • イムリミットの焦りで周りが見えていなかった
  • 自分の中で、”母になる”という選択肢しかなかった
  • 気分転換ができていなかった
  • 努力すれば何でも叶うと思い込んでいた
  • 無いものねだりばかりしていた
  • 常に妊婦さんや子持ちさんと自分を比べていた
  • 自分を大事にできていなかった

 

結果、自分自身を追い詰めて抑うつ傾向になり、休職、退職、離婚という末路を辿りましたとさ📖🖊

 

全部失って得られたもの

  • 小さな幸せを喜べる(旦那さんが帰宅した時、一緒にご飯をたべて話している時が特に幸せです🍀✨)
  • 笑顔が増えた
  • 何だか心が軽い
  • 他人と自分を比べなくなる
  • 愚痴を言われても気にならない(図太いのか?笑)
  • 家族や本当に大事な友人が数人いてくれれば充分
  • 感謝することが増えた
  • 人の痛みが分かるようになった
  • 欲が減った(子どもは欲しいですよ💖)

 

闇に踏み込まないために

  • 他人のデータに一喜一憂しない

一人ひとり数字は違って当然です。違う人間ですから。”正常値”だからといって必ず全員に当てはまるわけではありません。他の人のデータや症状を見る時は、”参考までに”💡

  • 今あるものを大事にする(健康・家族・温かいご飯・友人…)
  • 他人と比べない!比べても意味がない!
  • 行動や言葉にしなければ何を思おうと自由!
  • ひどいことを思ったっていい!
  • そこで「いけない」と心に蓋をすると、自分を否定してしまい更に辛くなる
  • 辛いと感じる時点で自分は十分頑張っている
  • 頑張りを素直に認めて労う
  • 気分転換
  • 愚痴のはけ口は何か所か用意
  • 何事もなるようにしかならない
  • 努力が報われない場合もある
  • 時には、逃げるのもOK

 

数としては本当にたくさんのものを失いました‼!!!!

ですが、それ以上に得たものの方が圧倒的に大きいです(*´ω`*)✨

 

それに、こんな経験をしていなかったら、今の優しい旦那さんには出会えていませんでした。

子どもは未だいませんが、なんやかんや幸せです(*^-^*)

 

やっと「子どもがいないから不幸という訳ではないよ」という意味が分かったような気がします🍀✨

 

どうか、不妊治療の闇に踏み入れませんようにm(__)m

辛い想いや経験をしてほしくないなと思います。

 

大変長くなりましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました💛